1月7日に、李禹煥美術館の入口が分かりにくいということを書きましたが、その時の写真を見直していたら、下のショットがありました。
駐車場のあるところからなだらかな道を下ってきたら、写真にある、右手に降りる階段がありました(影になって見にくいですが、降りていく人が写っています)。写真の左側の大きな壁の裏側(下の写真)には、あまり目立たない文字で李禹煥美術館とありました。(ベネッセハウスミュージアムの方から歩いてくると、その文字が見えることになります。私は反対側から近づきました。)
ベネッセハウスミュージアムから見える砂浜に惹かれて下っていくとこの美術館に行き着く、というストーリーを思い描くことができます。黄色いボートは、視線を引きつけるための演出だったのでしょう。
最初の写真の狭い階段が終わり、平たくなったところから、道がまっすぐ伸びています。この道の延長線上、白っぽく写っているコンクリートの壁の左端が、この美術館の建物部分の入口なのです。
階段を下って左手には、浜に続くなだらかな斜面に、大きな作品がいくつか並べてあり、それにつられて左手に進んでしまい、分からなかったのですが、改めて写真を見て、この道が建物の入口を示すサインになっているということに気づきました。
この階段よりも手前に、車も通るくらいの脇道があって、その道にはロープが渡してあり、そこから入れないようにしてありました。そこを通ったときには、なぜそこから入ってはいけないのか、意味が分かりませんでしたが、この階段を下って建物に入ってもらうというのが設計者の意図だったのだろうと思います。
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