直島は、香川県に属しますが、岡山県に近く、宇野港からフェリーで20分ほどで行けます。美術館は島の南側に固まっていて、北側は三菱の精錬所のエリアとなっています。島の観光地図には、南半分の地図しか載っていませんでした。
美術館が出来る前は、おそらく、精錬所と漁業が島の生活を支えていたのだろうと思います。おしゃれな美術館がいくつもできて、観光客が殺到し、真新しいアパートがたくさん建っていました。
この二つの対照的なエリアを見て、私は、今の職場のある島のことを思い出していました。
私の職場のある場所は、今は橋で繋がっていますが、かつては離島でした。元は炭坑の島で、閉山になった後は、工場として使われていた地区もありました。
その後、リゾートとしての開発が進みましたが、経営者は二転三転しました。橋が出来て、来島者もぐっと多くなったようです。修学旅行の宿泊先としても使われています。
今は、工場はなくなり、すっかりリゾートの方が目立っています。
小さな離島が生き残っていくために、どのような選択肢があるのかということですが、直島や私の職場のある島のように、都市から近ければうまくいくこともあるように思います。これが、本土から数時間もかかるような場所であれば、衰退していく以外の道を想像するのは難しいです。
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