次の学習指導要領では、情報・技術科を新設し、現在の技術・家庭科程度の時数をそこに当てることになるようです。その分他の教科が削られることになります。
それを前倒しで実施するという報道もありました。10年に1回改定される学習指導要領では、世の中の変化に追いつけないというので、それはもっともらしい意見にも聞こえます。
生成AIを活用するような内容も盛り込まれるそうですが、プログラミング同様、数年後には陳腐化してしまう内容ではないかと思います。プログラミングは、この数年の間に、AIが人間よりずっと上手になったので、人間の仕事としてはほとんど不要になったようです。生成AIは、数年経ったら、現在とはまったく違うものになっているかもしれません。
新しいことが出てきたら、追加してそれを教えようという発想では、もはやどうにもならなくなったのだと思います。追加されるべき事項はどんどん増えるばかり。さらに、実際に教育課程に追加されるまでにはどうしても一定の時間が必要で、その間にも世の中は大きく変わってしまうからです。
むしろ、学校で教えることは最小化するべきです。知識ではなく、次に何か出てきたときに柔軟に対応できる資質こそ、学校で育てるべきものではないでしょうか。
こういう教育施策は、新しいことを目指しているように見えて、実は、本質を顧みない、投げやりなものだという印象を受けます。学校教育の中では、AIにはできないことを中心に取り上げていくべきでしょう。
だとしたら、学校では、例えば技術科なら、情報の時間を増やすのではなく、物作りの時間を大幅に増やすべきだと思います(現行、週1時間、全体で20時間くらいで、物作りについて何か学べると思えるのが不思議です)。教育課程全体の授業時数は変えないそうですが、大幅に減らす方向での改訂が望まれます。
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