Win書庫は、三重県SLAコンピュータ委員会による
学校図書館管理用のフリーソフトです。
http://www.ne.jp/asahi/blue/sts/index.html
これはフリーソフトですが、いくつもの優れた点があります。
職場では市販のソフトを使っていますが、個人のPCには
これを入れて、目録作成などに使っています。
このソフトは、書誌データを無料でWeb上から取得すること
ができます。
以前のバージョンでは、Amazon Web Serviceから
データを拾っていました。
最新版のV3.2では、NDL-OPACから拾うように変更
されました。
Amazonからのデータは、内容にややばらつきが見られた
し、原因はよくわかりませんが、Excelの一覧にしたとき項目が
ずれることもあったのですが、NDL-OPACのデータは完成度
が高いものです。
図書館のOA化を測るとき、自前でやろうとすれば、データの
入力が難点でした。手作業では膨大な時間がかかり、
MARCデータを購入すればかなりの予算が必要となります。
Win書庫によって、そこは難なくクリアされます。ISBNコードから
の入力とWebからのデータ取得によって、一冊あたりの作業
時間は1分とかからなくなります。
今、ちょうと、私立のN小学校で、Win書庫を使って図書館の
OA化を図ろうとし始めたところです。
「chakaの“データーベース化”奮闘記」↓、参考になりました。
http://www4.ocn.ne.jp/~nantosyo/
Win書庫が優れたソフトであるのは、図書館の業務を
返信削除熟知した人が作成しているところから生まれたのでしょう。
例えば、運用画面を開くと、貸出・返却が一画面でできる
ようになっています。
これが別画面だと、1台のパソコンで運用するには、貸出・
返却の度に画面を切り替えなければならず、手間がかかり
ます。
また、逆の画面で操作するといったミスも出てきます。
これを一つにしたというだけでも、画期的なソフトです。
Win書庫はV3.2になりましたが、マニュアルの更新は
返信削除間に合っていないようです。多少読み替える必要があります。Webページの説明もあわせて読む必要があります。
でも、このマニュアルも優れものです。あちこちに、
システム構築の具体的なアドバイスがちりばめられています。じっくり読んでみてください。
バーコードリーダーを買って(安い物なら1万円程度
返信削除で手に入ります)、パソコン(XPで充分。ただし、
インターネットにつながること)にソフトを入れる
だけで、取りあえず使い始めることができます。
貸出しながら蔵書登録もしてしまう、便利なソフトです。
利用者登録も同様。
まとまって作業する時間がなくても導入できてしまいます。
バーコードリーダーがない場合は、数字を手打ちすると
いうやり方でも使えるので(生徒の利用が多いところには
お勧めしませんが)、導入コストは限りなく低く抑える
ことができます。