西海市立S中図書館

2010年9月18日土曜日

Win書庫の優位性

Win書庫は、三重県SLAコンピュータ委員会による
学校図書館管理用のフリーソフトです。

http://www.ne.jp/asahi/blue/sts/index.html

これはフリーソフトですが、いくつもの優れた点があります。

職場では市販のソフトを使っていますが、個人のPCには
これを入れて、目録作成などに使っています。

このソフトは、書誌データを無料でWeb上から取得すること
ができます。

以前のバージョンでは、Amazon Web Serviceから
データを拾っていました。

最新版のV3.2では、NDL-OPACから拾うように変更
されました。

Amazonからのデータは、内容にややばらつきが見られた
し、原因はよくわかりませんが、Excelの一覧にしたとき項目が
ずれることもあったのですが、NDL-OPACのデータは完成度
が高いものです。

図書館のOA化を測るとき、自前でやろうとすれば、データの
入力が難点でした。手作業では膨大な時間がかかり、
MARCデータを購入すればかなりの予算が必要となります。

Win書庫によって、そこは難なくクリアされます。ISBNコードから
の入力とWebからのデータ取得によって、一冊あたりの作業
時間は1分とかからなくなります。

今、ちょうと、私立のN小学校で、Win書庫を使って図書館の
OA化を図ろうとし始めたところです。

「chakaの“データーベース化”奮闘記」↓、参考になりました。

http://www4.ocn.ne.jp/~nantosyo/

3 件のコメント:

  1. Win書庫が優れたソフトであるのは、図書館の業務を
    熟知した人が作成しているところから生まれたのでしょう。

    例えば、運用画面を開くと、貸出・返却が一画面でできる
    ようになっています。

    これが別画面だと、1台のパソコンで運用するには、貸出・
    返却の度に画面を切り替えなければならず、手間がかかり
    ます。

    また、逆の画面で操作するといったミスも出てきます。

    これを一つにしたというだけでも、画期的なソフトです。

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  2. Win書庫はV3.2になりましたが、マニュアルの更新は
    間に合っていないようです。多少読み替える必要があります。Webページの説明もあわせて読む必要があります。


    でも、このマニュアルも優れものです。あちこちに、
    システム構築の具体的なアドバイスがちりばめられています。じっくり読んでみてください。

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  3. バーコードリーダーを買って(安い物なら1万円程度
    で手に入ります)、パソコン(XPで充分。ただし、
    インターネットにつながること)にソフトを入れる
    だけで、取りあえず使い始めることができます。

    貸出しながら蔵書登録もしてしまう、便利なソフトです。
    利用者登録も同様。

    まとまって作業する時間がなくても導入できてしまいます。

    バーコードリーダーがない場合は、数字を手打ちすると
    いうやり方でも使えるので(生徒の利用が多いところには
    お勧めしませんが)、導入コストは限りなく低く抑える
    ことができます。

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