こういう帯の文句やタイトルは、個人的には好きじゃないなぁ(原題は”Getting Organaized in the Google Era”)。でも、ただのハウツー本ではないですよ。
ハヤカワ書房の新しい新書juice。最初のラインアップにはネット関連が多いですが、いい著者を揃えてます。
さて、内容の方ですが、たぶん、データはフォルダに仕分けして保存するというのが常識だと思っている人が多いでしょう。フォルダに分ける必要なんかないというのが本書の提案です。データにラベルを付けておいて、検索をすればよいのだと。
MS-DOSの時代に(大昔のことです。分からない人は無視してください)、データはテキストファイルでまとめて保存し、検索を使って活用するという方法を提案する人がいましたが、技術の進歩は、そのやり方をあらゆる種類のデータにも使えるようにしてくれました。
グーグルは一つの企業にすぎませんが、グーグルの提案するやり方は、知的な資産の整理の仕方に本質的な変更を迫ります。
図書館は子どもたちにとって欠かすことのできない世界への入り口だと思いますが、もはや、その役目は、図書館だけが専有できるものではなくなってしまったのかもしれません。(ちょっと話が飛躍)
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