書架に表示する配架のサインを何とかしようと思っていたら、地理さんがとってもすてきなものを作って紹介されてました。
問題は文字の作り方です。11月17日に紹介したやり方で、いいものができますが、上の紙製品同様、文字のカットに手間がかかります。一点ものとして大事なところに使う分にはいいのですが、サインを全部これでやるのはかなりの時間が必要です。
それに、実は私、あまり器用じゃない!というか、ものぐさ。カッターでていねいに文字を切り出すなんて作業は苦手です。
そこで、こんなものを使ってみることにしました。
インクジェットプリンターで印刷できる、透明のラベル用紙(のり付き)です。各社から同様のものがいろいろ出ています。屋外で使える仕様のものもあります。
で、デザインを考えました。材料は木にこだわりたいのですが、費用は安くすませたい。そこで、1×8(19mm×180mm)のSPF材を使うことにしました。
格安な1×4(19mm×89mm)材の2枚つなぎでもできますが、加工がちょっと面倒になります。1枚の幅だと文字が小さくなってしまいます。これは、どうしても大きく見やすくしたかった。
写真に写っている床のタイルが30cm角です。60cm幅にすると、1本の材料(1820mm)から3つ作れることになります。設計するときには、材料を無駄なく使えるように考えるのも大事なことです。
形は平湯先生がよく使っているものを拝借。書架の上に置くことを基本にしたいので、下辺は直線がいいだろうと思いました。つり下げるものなら、両端を落とした三日月型でもいいのですが。
四隅の角は丸くしたいところですが、加工に手間がかかるのでやめました。円弧の部分の半径は1800mmです。紙を実物大に切って、大きさやフォントのバランスを確認。
フォントは丸ゴシックを太くしたもの。レファランスブックの棚用で、「辞書」で考えていたのが「辞典」になったのは、フォントを太くしたとき、横画の多い「書」は文字が潰れてしまったからです。苦肉の策。
フォントは丸ゴシックを太くしたもの。レファランスブックの棚用で、「辞書」で考えていたのが「辞典」になったのは、フォントを太くしたとき、横画の多い「書」は文字が潰れてしまったからです。苦肉の策。
このラベル用紙は、インクジェットプリンターの光沢紙や写真のモードで印刷します。用紙サイズはA4なので、こちらには少々無駄がでてしまいました。
こういうものを貼るときには、角を丸く切っておくと、後ではがれにくくなります。
今回はプランの段階から、製作過程まで、少していねいに書いてみました。木工部分と完成した姿は改めてアップすることにします。
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