西海市立S中図書館

2012年2月15日水曜日

レイアウトの基本(平湯先生の考え方) 5

平湯先生の図書館作りでは、入口には特に力が入ります。


事情が許せば、こんなシースルーの入口。中の楽しそうな様子が外からもよく見え、思わず誘い込まれてしまいます。

これは新築や大改装でなければできないとしても、今までの入口を、少しでも見通しのいいものにすることは可能です。

私は前任校で、ドアの磨りガラスを透明ガラスに替えました。これでまったく印象が変わってきます。

平湯先生は、そうした中の見えるガラス部分に、過度の装飾を付けることを嫌います。せっかく中を見せるための開口部分が、また狭くなってしまうからです。


入口に忘れてはならないのが看板です。ここは、設計に細心の注意が払われる場所です。

看板の大きさ、色合い、文字の大きさ、フォント、配置等々。現物ができてからダメだしがでることも珍しくないようです。

これは、先日紹介した活水高校図書館の看板ですが、白地の板に、紺色の学校のマークと、チークの板で切り出されたLibraryの文字がくっきりと浮かび上がっています。この感じは、ぜひ実物を見て確かめてください。

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