西海市立S中図書館

2017年4月25日火曜日

学校図書館図書整備等5か年計画

平成29年度から、国の新しい5か年計画が始まるそうです。

図書の整備のために220億、新聞配備のため30億、司書の配置のために220億(数字はそれぞれ単年度です)。

ただし、今回も、一般財源としての予算措置なので、本来の使途に使うかどうかは市町村に任されています。

学校教育と、その中で図書館の果たす役割と。それが大切であることは誰も否定しないでしょうが、では、実際にそこに多額の予算を投入するかどうかは、自治体によってまちまちです。

そんなところで政治家の質が問われるのだと思います。私は、政治家に票を投じるとき、こうした、大切だけれど票に直接つながらず、顧みられにくい部分を大切にしている人を選びたいと思っています。

昨日の研修会で聞くと、私の中学校区にある、小規模な小学校の図書予算、年額で30数万円だそうです。この金額で、図書の整備が進むとはとても思えません。

小学校の場合、年齢の幅も広く、三つくらいに分けて考えたとすると、例えば低学年向けの本には10万円くらいの予算しかあてられないことになります。それで足りるわけがありません。

司書の待遇も同様。最低賃金に毛が生えたくらいの給料で雇っておいて、多い人は小中3校の面倒を見なければならないというのはあんまりでしょう。使うべき所には、きちんと予算を使ってほしいと思います。

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