西海市立S中図書館

2017年11月10日金曜日

学校図書館活用教育研修会

今日は、市教委主催の研修会でした。学校司書は必修。教諭は任意でしたが、教諭の集まりが悪かったらしくて、催促の文書が2回も来ていました。それでも、参加者64名中やっと16名が教諭。市内に小中学校は110校もあるというのにです。

学校教育の中で、どんなに学校図書館が重要であると言ってみたところで、学校の認識はこの程度だということです。たとえ教師が行きたくないと思っていても、心ある管理職がいたら、行ってこいと言うでしょうから。

講演の内容は、PISA調査の結果などを引きながら、現代の日本の教育の課題を述べ、資料の要約を実際にワークショップの形で行ってみるというものでした。

もちろん司書にもこうした技能を身につけてほしいですが、教育の質を変えようと思うなら、教師の方がぜひとも身につけるべきものの一つだと思います。案内にもう少し具体的な内容が書いてあれば、ひょっとしたら教諭の参加者がもう少し増えたかもしれません。

講演の中で、「知識を学ぶことも絶対に必要だが・・」という言葉がありました。

私は、これを言っている限りは教育の質は決して変わらないと思っています。それならば、まず最初は、基礎・基本となる知識の習得から始めよう、なんてことになって、結局は何も変わらない。これまでと同じ、知識を注ぎ込む形の授業の繰り返しになるのは目に見えているからです。

知識は図書館の中にあるのだから、授業では必要ではないのだと断言しなければ、一歩も先に進まないと思います。

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