西海市立S中図書館

2018年9月13日木曜日

ロッキー山脈へ

バンクーバー島の次の目的地はロッキー山脈でしたが、遠いので、700kmほど走って、ケロウナという街で一泊。そこから、ラジウムホットスプリングスという温泉地を経由してロッキー山脈に向かいました。

ちなみに、ラジウムホットスプリングスでは、温泉は出ていますが、温水プールのような形で使われていて、水着を着て温水浴を楽しむというものでした(これは、帰りに寄った別の温泉地でも同じでした)。水温は、ぬるめのお風呂といったところ。

ロッキーでは、陳腐な表現ですが、絵のような景色が随所に見られました。



下の写真は、もっとも大きな氷河であるコロンビア大氷原です。1980年頃には、この写真を撮った場所のすぐ近くまで氷河はあったらしいのですが、地球温暖化のせいか、ここ数十年で、びっくりするくらい後退してしまっていました。

このままでは、2100年頃には一帯の氷河はすべて消滅するという予測もあるようです。後退していった過程は、地面に看板で印されていて、その危機を実感することができました。

また、これらの写真はどれもややぼやけていますが、これは、大きな山火事によって大気が濁っているためです。

この大気の汚れは、バンクーバーにも届いていて、数百キロに及ぶ広大な地域がこの濁った空気に覆われていたのです。史上最悪の事態だったそうです。

ロッキーに向かう道路際には、焼け焦げた林があったり、中にはまだくすぶっていて、ヘリコプターが消火作業をしている地域もありました。

ヘリが大きなバケツで川の水を汲んでいましたが、広大な山林に対して、数トンの水が入りそうなバケツは、あまりにも小さく思えました。

こうした山火事が頻発する背後にも、地球温暖化の影響があるらしいということでした。もはや、この問題は、手をこまねいてはいられない段階に来てしまっているように思いました。

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