西海市立S中図書館

2019年2月25日月曜日

図書館家具の設計(規格外のサイズ)

ブックスタンドの設計については、一度論じたことがありました(2017年8月8日)。そのときは、桟を支える縦の部品の取り付け位置について述べました。

今回は、昨日書いた、サイズについて。

一般的に手に入る1800mmの長さの板を使う場合、1000mmの長さを取ったとすると、残りが800mmとなってしまいます。900mmだったら、同じ部品が二つ取れます。当然、900mmで設計することが多くなります。

1000mmにしたときに困ることは他にもあります。ブックスタンドを載せる書架等のサイズも、多くは1800mmとか900mmが基準になっているということです。

こんなサイズで作れるのは、市の木質化計画というのが、市有林の木を使って、独自に製材しているからです。自由にできるからといって、1000mmにしてしまったのは、多くの学校で使われることを前提にした設計としては不十分だと言わざるを得ません。

そもそもオリジナルの設計があるのに、不用意に設計変更をするのは、いかがなものでしょうか。今後も作成を続けるのなら、部品の取り付け位置を含めて、オリジナルに忠実にやってもらいたいと思います。

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