西海市立S中図書館

2011年10月19日水曜日

道具のこと(スライド丸ノコ、電動丸ノコ)

ドーナツ型ベンチのように、斜め切りが多いものには、スライド丸ノコがぜひ必要です。これがあれば、素人にも正確な斜め切りができます。

材料は台に固定され、回転する刃はレールの上を動くので、切断面がずれることがありませんし、安全です。



右側の黒いハンドルがついた台の部分が回転し、自由に角度をつけて切断できます。15度、22.5度といった、切りのいい角度のところにはノッチ(段)がついていて、正確な加工ができます。


さらに、刃が左右にも回転し、別の向きからの斜め切りもできます。


スライド丸ノコのことは、8月11日にも紹介してますが、部品を大量に加工するときや、正確な作業が求められるときにはぜひほしい道具です。

前に、ドーナツ型ベンチを作るには技術が必要、と書きましたが、スライド丸ノコがあれば、手の届く技術です。ただし、今までに紹介した工具と比べると、桁違いに値段が高いです。

マイナーなメーカーのもので2万円、マキタや日立のものだと、最低でも4~5万円はします。場所も取るので、私は持ってません。学校の技術室のものを借りて使ってます。

これに比べると、普通の電動丸ノコは、1万円以下でも手に入り、価格は手ごろですが、正確さではかないませんし、本体があばれたりして危険なこともあります。手袋をして使うことと、動作がおかしいときは、すぐに電源を切ることが大切です。


ただ、ベニヤ板やカウンター用の板のように、幅の広いものや、特別長いものなどはスライド丸ノコでは切れず、電動丸ノコが必要になります。

道具があっても、扱いに自信がないときは、ホームセンターで材料を買うときにカットしてもらうのがいいでしょう。その方が運びやすいし、工作時間が大幅に短縮される、というメリットもあります。

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