『学校を変える力』(岩波書店、2011)の著者、デボラ・マイヤーさんが来日しています。
1931年生まれだそうですが、2時間立ちっぱなしで講演。時間が足りないと盛んに言ってましたが、最後はだいぶ話を端折って終了。
佐藤学さんは、自分が今の仕事を始めたきっかけとなった人だと紹介してました。
講演の中身は、学校で大切なのは、カリキュラムを広くカバーすることじゃなくて、いかに課題を深く追求するのかということなんだという話でした。
カリフォルニア大学で教師教育に携わっているという息子さんも来てましたが、彼を含めて、自身の子どもたちが学校とのかかわりの中で見せる姿からも多くの課題が見つかったようです。
日本がそうでなければいいが、とデボラさんが言っていたことの多くは、残念ながらアメリカにも日本にも共通の課題のように思いました。固定的な知識や、ただ一つの答えを求める傾向、教師が十分な待遇を受けていないこと、などなど。
アメリカでは日本とはすごく違った教育をやっているのではないかというイメージを持っていましたが、見方によっては、案外共通するところがあるのだと思いました。残念ながら。
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