西海市立S中図書館

2012年3月5日月曜日

司書教諭にあらず

別に書き込むほどのことではないかもしれませんが、私は司書教諭ではありません。

資格持ってないし。もちろん発令もされてません。校内の仕事の分担で、図書係をしているだけです。

1997年の法改正の結果、現実に司書教諭が必要になって、国が音頭を取って促成栽培を始めた頃のことです。転勤のことも考えると、長崎県内で、200人ほどの司書教諭が必要になるということだったと思います。

そのとき、私は、今のように学校図書館のことを仕事の中心に据えてはいませんでしたが、これはなんだかうさんくさいぞと思い、資格を取りませんでした。

ついでに言えば、その頃、県教委は、司書教諭を発令するときは、授業時数を軽減する等の措置をとると言っておりました。ま、お役所の言うことですから、当てにしてはいけませんが、そんな口約束、今となっては、誰も覚えていないかのようです。

だって、担任なんか持っている者に、紙切れ一枚渡して、何をやれって言うんでしょうか。

その頃から、私は、学校図書館には、司書が必要だと思っていました。あれからだいぶ時間がたって、やっぱり必要なのは司書だと思っています。

教育の質、学校の質を変えるには、学校の中にいろんな立場の人間がいたほうがいいです。というか、教員だけで回してたら、いつまでたっても学校って変わらないような気がしてます。

「図書館を開ける」というただそれだけのことが、なかなかできない。

貸出冊数が一人平均2冊とか3冊(中学校の場合)とかいうのは、ちゃんと開けてないということでしょう。そういう学校がまだまだあるみたいです。

教師が忙しくて、それどころではない、という事情もわかります。生徒指導に追いまくられているとか。でも、今後、いくら時間がたっても、教師が今以上にヒマになるとは考えにくいです。

図書館の中身に至ってはなおのことです。 ここは図書館の専門家である司書に登場いただいて、きっちり運営してもらいましょう。

もちろん、それなりの待遇を用意した上で、ですが。

0 件のコメント:

コメントを投稿