近藤真さんの最新の著作です(写真右端)。
このほかに、同じ版元から『コンピューター綴り方教室』1996(写真左)、『中学生のことばの授業』2010(写真中央)が出てます。
いずれ劣らぬ好著ですが、前2作が、学校の授業実践をまとめたものであったのに対して、こちらは、大人向けの実践。
まあ、それにしても、著者が、色っぽい詩や歌をよく読んでること。 著者の選んだ恋愛詩歌のアンソロジーとしても十分楽しめます。
それらは、歌を詠んだり詩を書いたりする材料となるのですが、強力な元歌は、すばらしい本歌取りの歌をたくさん生み出します。
あ、文学的営為というのは、こういうことなんだよね、って素直に思えてきます。ことばにことばを重ねていくこと。
あとがきで、著者は、現実の恋愛は苦手だったと白状してますが、だからこそこうした繊細な表現に心をときめかせることができる。授業というのが、コミュニケーションの一つの形であるのだと、改めて思い知らされるのでした。
そんな授業をせねば!
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