図書館改造の第一のポイントは、廊下と入口です。まずは、外側を魅力的にして、人を呼び込まなくてはなりません。
廊下には、古い掲示板がありました。この学校の校舎は古く、教室の壁に窓があまりついていません。こんなに広い壁には、なかなかお目にかかれません。
ちなみに、この校舎の廊下、直線170mもあって、某TV局の「珍百景」に認定されているそうです。
その掲示板を外して、かわりに平湯先生が設計したのがこれ。SPF材で作るときは、材料の関係で妥協的な寸法になりますが、これは、間伐材から材料を作ってもらったので、オリジナルのデザインです。
平湯モデルのすのこ掲示板に共通するのは、左右のカーブが、一つの円の円弧であること。類似品には、そうなっていないものも多いようです。
壁に取り付けた状態がこれ。一つ上の写真との違いがわかりますか?
取り付け前に、上下の桟がそれぞれ1本ずつ外されました。最初の形は、ちょっと円そのものに近すぎたようです。
私も最初見たときに、あれ(?)、と思ったのですが、平湯先生がそれを見逃すはずはありません。
もう一つは、柱の間の壁の広さと、掲示板の大きさの関係。
柱の間が4.4mあります。そこに、1.2m×1.8mのアルミ枠の掲示板があったのですが、一つ目の写真でわかるように、ぽつんと寂しい感じでした。
新しく作ったものは、1.6m×2.0m。この大きさが絶妙でした。私だったら、3mくらいに、めいっぱい広げていたと思います。
も一つ。取り付けを容易にするために、縦の桟を、長く本体の上下に伸ばしたりしてしまうのですが、これもダメ。そんなものが、せっかくのすのこ掲示板の効果を半減させてしまいます。
これは、もともとついていた平湯モデルです。オリジナルのデザインですが、上下の余分なものによって、台なしになっていることがよくわかります。ちなみに、この掲示板は、取り外して、他の場所に落ち着きました。
掲示板の下に、なぜ新たにアルミ枠の掲示板を取り付けたのかは、謎です。こっちの方がよほど珍百景にふさわしい!
いろんなところで、アフターの写真を取り損ねてます。あしからず。
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