ここでは、間伐材の台木に、コルクの'Library’。字体は、平湯先生のお気に入り。英字のフォントでは、これしかない(!)そうです。
これは、私が以前、別の学校のために作った看板。台の形が違っているのと、文字の材料が、ベニヤ板からの切り出しという違いがあります。
それだけではありません。一見同じように見える二組の文字ですが、微妙な違いがあります。それは、文字の貼り方に起因します。
ちょっと、写真が分かりづらいかもしれませんが、コルクの上に印刷した文字を貼って、切り抜いたところです。まだ、不要になる外側と切り離してありません。裏側には両面テープが貼ってあります。
必要な文字のところの、両面テープの裏紙だけはがして、台に持っていき、接着した後で不要な部分を取り外します。
一見面倒ですが、こうしたやり方をすれば、文字間の空間や、文字の高さ、点の位置などが正確に反映されます。
上から2番目の作例は、着色の都合もあったのですが、切り抜いた文字をいったんバラバラにして、後から台の上に並べ直しています。
そのため、文字の高さなどがわずかに元の位置からずれてしまい、全体にシャープさがなくなった印象になってしまっています。
そんなのどちらでもいいじゃないか、と思われる人もいるかと思いますが、手作りであってもおろそかにしたくないポイントはあるものです。 文字のフォントや配置にはとことんこだわる平湯先生でした。
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