西海市立S中図書館

2013年9月2日月曜日

東急Bunkamura レオナール・フジタ展

渋谷駅から歩いて5分ほどの東急百貨店本店に隣接して、映画館やホールのあるBunkamuraのビルがあります。ここで、ポーラ美術館のコレクションを中心とした、藤田嗣治展をやっています。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_fujita.html


写真は、戦後描かれた、「小さな職人たち」というシリーズの一部。左から、「愛書家」「天才」「詩人」というタイトルがついています。

ガラス屋や大工といった本物の職人から、占い師、トイレ番といった、職人とは呼べそうにないものまで、さまざまな職業を、諧謔を込めて描いた木版画です。

戦前の、猫と女性などを描いた作品は、もちろんすばらしいのですが、こうした、一連の子どもを主題にしたものも、まったく違う意味で楽しめるものでした。

ルソーやモディリアーニといった、藤田嗣治と関係の深かった画家の絵もかなり集めてあります。絵の合間に掲げてあるエピソードを読むと、芸術家たちが案外孤独ではなかった様子がうかがえます。

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