今の話ではありません。私の行った大学は、前身の大学の学部を大幅に再編してできた新しい(当時は)大学でした。
私の専攻は比較文化・現代思想。従来の名称だと、文学部哲学科ということになっていたと思います。
専門科目は、自分で決めることになっていました。哲学分野でなくても、自分の専攻に必要だと言えば、何でもあり。
学際的な研究、なんてことが盛んに言われてました。学部の編成では、理科系と文科系というようなくくりも取り払われていました。
そういうところからスタートしたので、例えば、NDCの「総記」の次が「哲学」・「歴史」とあるだけで、なんだかずいぶん古くさい分け方だと感じてしまいます。そして、なぜか「言語」と「文学」は最後に置かれてます。
最初の十の区分とその呼び名だけでも、充分恣意的な印象を受けます。二次区分まで見ると、これを「体系的」と呼ぶのはますます無理じゃないかと思えてきます。
って、話がここに及ぶと、どうも論争的な言い方になってしまいます。でもね、図書館プロパーではない者からすると、NDCって、不思議な「体系」ですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿