I司書が、読み終えたばかりの『思い出のマーニー』(特装版)を寄贈してくれました。
映画でも、時間の枠組みの変化がやや分かりにくいところもあったのですが、小説も、2/3くらい読み進めてやっと筋書きがみえてくるような書き方だったそうです。
普段はあまり小説読まないのですが、最初の数ページを読んでみました。主人公と里親の別れの場面。
短い会話の中で、二人の微妙な関係が明らかになっていきます。本格的な小説の手触りがします。
棚に置いたら、さっそく借りていく生徒がいました。ただ、これを読める生徒は、私の学校にはそんなに多くはいないでしょう。理解力というより、忍耐力の問題かな。物語の構造をとらえきるまで、じっと我慢して読み続ける膂力というか。
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