西海市立S中図書館

2015年2月21日土曜日

本は、いつ買えるのか

市立図書館のKさんの話には、いろいろ触発されることが多かったのですが、一つ、気になったのが、「学校では本は年に2回しか買えないらしいので・・・」というところ。

そんな決まりは、どこにもありません。ただ、そのように回数を制限している学校は多いかもしれません。

前任校では、多いときは年間5~6回買ったでしょうか。おまけに、余った予算をだいぶ図書費に回してもらってました。今年度、学校が変わって、注文は2~3回にしてくれ、そして、なるべく早めに予算を使い切るように、と言われました。

実際は、店頭で選書をし、注文したのが5回。それを3回にまとめて請求してもらいました。

本市の場合、各学校に配当される予算が確定するのは、毎年5月以降になるようです。しかし、市全体としての予算は3月議会で決められており、蔵書充足率等との関係である程度増減しても、0になることはありません。

結局、いつ頃、何回くらい買えるかというのは、事務方との交渉次第ということになります。市の予算を執行するには、いささか面倒な書類を提出しなければなりません。今とは別の市にいたときのことですが、私は、とにかく購入回数を増やしたかったので、事務方の負担を減らすため、その書類を自分で作っていたこともありました。

もう一つ必要なのは、書店に無理なお願いができるかどうかということ。ある程度継続して購入することを前提に、多少の融通は利かせてもらえると思います。

私自身は、いつも、強引に自分のやり方を押し通してきたので、それをそのままみなさんにおすすめすることはできませんが、改善の余地はあるんだ、ということは理解しておいてください。

ただし、間違っても、2回しかだめ、と言われたところに、「何回でもいいと聞きましたが」なんて訴え出ないでください。そんなことを言ったりしたりしている奴こそけしからんということになりかねません。

また、非常勤の司書の立場からは、事務方に対して注文付けにくいと思います。教師サイドに協力を得るか、長い時間をかけて、じわじわと攻めていくしかありません。

もっとも、注文入れてから3ヶ月とか半年経って納品、という実態だったら、こまめに買う意味はなくなってしまいますけど。

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