材料へのこだわり

そもそも、手作りで家具などを作り始めたとき、外せない条件が、プラスチックを使わず、木などの素材を使っていくということでした。

ラミネートフィルムやプラ段（プラスチックの段ボール）などを使えば、簡単に丈夫なものができます。それをなるべく使わないというのが、当初からこだわっていたことです。

どうしても避けられないのは、本にかけるフィルム。

これも、なしで済ませられればそれが一番いいと思います。本の味わいの一つに表紙の質感も含まれると思うからです。

しかし、フィルムをかけないと、痛みが早くて、よく貸し出される本は、数ヶ月のうちにぼろぼろになります。ここは、やむを得ず妥協。

材料にこだわると、作るのにコストと時間がかかります。それを考えながら妥協点を見付けようとするのですが、特に時間については、なかなか余裕がなくて、プランだけがたまっていきます。

残り時間のことを考えながら、何をやっていくのか、決めていかなければなりません。