西海市立S中図書館

2016年2月11日木曜日

池上彰『日本は本当に戦争する国になるのか?』SB新書、2015

安保関連法案と、その成立前後について、池上さんらしく、とても分かりやすくまとめた本です。


中でも、第4章「『安保関連法』はアメリカの言いなり?」は、この法案に賛成している人たちにぜひ読んでほしいところです。

憲法改正が必要だという理由として、現行憲法がアメリカから押しつけられたものだから、という言い方がなされることがありますが、もしそれがだめだとするなら、アメリカ寄りの政策を一貫して継続してきた自民党政治は全然だめだし、アメリカからの提案を丸のみした安保関連法案なんてもってのほか、ということになります。

アメリカの意を汲んでやっていることを、あたかも我が国のためであるかのようにいいなす政治家のみなさんには、いったいアメリカからいくらもらっているんだ?と聞いてみたくなります。

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