西海市立S中図書館

2016年11月23日水曜日

政治を考える

別に政治のことがこのブログのテーマではないのですが、大統領選を始め、昨今の騒ぎはちょっとひどすぎますね。

例えば、実現の見通しがなくなったのに、TPP関連法を無理矢理通過させてしまう。実現しそうにもないものを、なぜそんなに急ぐのでしょうか。他の期限のある大事な法案を見捨ててまで。

TPPが実現すると、農家などの第一次産業従事者には、極めて大きな打撃が起こると予想されています。アメリカの大規模な農業と、同じ土俵で戦わなければならないからです。

そこで、国は、日本の農業を強くするため、2015年度の補正予算で、3千億を超えるお金を注ぎ込むことにしました。すでに、その予算は執行されています。

TPPが実現しなかったら、この予算は、目的を失ったばらまきと化します。実際、この予算で、関連業界も一時的に潤ってきています。

農協の体制が与党から批判されたりしていますが、こうしたばらまきを続けてきて、その直接の受け皿であった農協に対して、今さらなにを、と思わずにはいられません。

また、法案通過も、こうしたばらまきを正当化するためだけに無理しているのではないか、と思えてきます。

こうした事態を冷静に眺めるには、テレビを消して山に籠もるのがいいように思います。小さな山村や漁村で、どのように生活がなりたっているのか、肌で感じることができるかもしれません。

それが無理なら、図書館に行きましょう。過去のことを調べていくと、きっと、ああこれはいつか来た道なんだと思えるようになるのではないでしょうか。

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