西海市立S中図書館

2019年7月23日火曜日

駐車場使用料

前回述べた夏休みの開館について、私の意見は納得してもらえたはずだったのですが、昨日学校へ行くと、図書室には長机が並べられ、多くの生徒が入って学習していました。

どこかで意思の疎通がうまく行っていなかったということなのでしょうが、ちょうど私の勤務日でないときに起こってしまったことでした。こうやってスタートしてしまうと、元に戻しにくくなってしまって、いささか困っています。

さて、今日の本題は別のことです。

学校の職員は、車で通勤するのが一般的です。学校は、必ずしも公共交通の便のいい場所にあるとは限りません。公立学校の職員は転勤が多いし、自宅から距離の離れた職場になることもしばしばあります。バスなどで通勤している人は、私の約30年の教員生活で同僚になった数百人の中に、3人だけでした。

いつからだったか正確に覚えていませんが、市の施設を利用しているということで、長崎市は、車で通勤する常勤の職員から駐車料金を徴収するようになりました。

それが、この7月から、嘱託や非常勤の職員にも適用されるようになったのです。学校司書にも適用されます。

それを通知してきたのが、市の施設課7月1日発の文書でした。学校受付はだいぶ遅れて7月18日になっており、私の所に回ってきたのが今日、23日だったのでした。

学校の場所によって、基準となる金額が月5千円、3千円、2千円と開きがあります。実際には、これを21で割った日割りの単価に出勤日数を掛けて金額が算定されるようです。司書は複数校に勤務しているので、人によってだいぶ差がありますが、多い人は毎月5千円を超える駐車料金を市に支払わなければなりません。

私の勤務校のMさんの場合、通勤手当が3千円くらいで、駐車料金はそれよりも高くなりそうです。

ちなみに、司書の通勤手当は、この3月に引き上げられたそうですが、Mさんの場合は、この駐車料金の徴収によって、その分は吹き飛んでしまいます。

細かいことを長々と書きましたが、長崎市の学校司書の給与は月11万5千7百円です。1日6時間、月21日の勤務とすると、時給にすれば900円ほど。

雇用者である長崎市は、司書にこれくらいの給与しか支払っていないことをどう考えているのでしょうか。多い人の場合、駐車料金だけで給与の5%近くにもなるというような決定を一方的に押しつけてくるのはあんまりでしょう。

政府の言うことを信じれば、これから最低賃金は引き上げられていくことになっています。当然、市の職員に対してもその影響は及ぶはずです。取るものを取る前に、出すべきものを出してほしいものです。

ちなみに、非常勤の教員である私の給与は13万5千円ですが、教員の場合は、駐車料金の算定の基準額が司書などの場合の半額です。

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