昨年開館の新しい図書館です。長崎市内にあった県立図書館が、大村市に移転したものです。長崎駅の近くにある私の家から、一般道を車で走って1時間ほど。途中の道の混雑具合によってはもっとかかるかもしれません。
県立と市立が一体となった図書館ということですが、中に入ると、蔵書の質・量ともに市立図書館の趣が強かったです(開架部分)。
名前については、いろいろな意見があるでしょうが、ニックネームの善し悪しはともかくとして、普通に「長崎県立図書館」と掲げてほしかったです。由来を聞いても私には意味不明のきらきらネームにしか思えませんが。
平日のお昼頃に行きましたが、思ったより駐車場が狭かったです。189台分あるそうですが、8割方埋まっていました。夕方や、土・日は入りきれないのではないでしょうか。すぐ傍には他の駐車場はなく、少し離れたところの駐車場もそれほど大きいものはなさそうでした。休日に行っても大丈夫でしょうか。
外観、内部ともに、設計はいまいち。曲線を主体にしたデザインというアイデアは悪くないと思いますが、武雄図書館と比べると、曲線の引き方や壁の置き方に洗練されていない印象を強く受けます。
エントランスから3階まで吹き抜けになっているのですが、書庫側はほとんど壁なので、開放感がありません。また、書架の上の天井が低く、圧迫感がありました。
フロアの形が変則なので、書架のレイアウトも奇妙です。無理矢理押し込んだ印象。いっそ素直に四角い建物にした方がましだったでしょう。
児童室は1階入口のすぐ傍にあるのですが、1階の残りのスペースは多目的ホールや歴史資料館になっていて、狭かったです。
2階に閲覧室と会議室、3階が開架書庫なのですが、開架書庫は2階にすべきでした。使用頻度の一番低い会議室が3階でしょう。閲覧室と開架書庫が別の階というのも使いにくいし、狭く区切られた空間ばかりで、建物の広さが十分に生かされていません。
さらに問題だと思ったのは書架です。上面と側面の縁取りに使ってある木材がいかにも重くやぼったい。そして、一番困ったのは、縦のしきりがはっきりしていないことです。
横に長く伸びた書架に、鉄製の薄い仕切りが入っているのですが、本に隠れてはっきり見えないので、1台分の横の並びがどこで終わっているのか分かりにくいのです。本を探していると、視線が横の台の別の分類の場所に飛び越えていってしまいます。これは明らかな欠陥と言っていいのではないでしょうか。
せっかくこれだけの建物を作るなら、デザインの選択にはもう少し力を入れてほしかったと思います。
行ってから利用カードを作りましたが、受付で聞くと、3階に行ってくれとのこと。最初の利用者をいきなり3階に行かせますか?
3階に行って言われたのは、web上で仮登録をするとスムーズだということでした。紙の登録用紙もあるそうですが、スマホでできるというので、仮登録をやってみることにしました。そこで、スマホに説明書きにあるQRコードを読み込ませましたが、出てくる画面がPC用で、とても使いにくかったです。
スマホでは画面を拡大しないと文字が読めないし、入力できるくらいに拡大すると画面のごく一部分しか表示されないので、今見ているところが何を入力する画面なのか分からないのです。
他にも、横に長く伸びた閲覧スペースの一人分の横幅が狭いなど、多くの問題点を感じました。
開館が大々的に喧伝された図書館なので一度覗いてみたいと思っていたのですが、ちょっと残念な場所でした。
県立と市立が一体となった図書館ということですが、中に入ると、蔵書の質・量ともに市立図書館の趣が強かったです(開架部分)。
名前については、いろいろな意見があるでしょうが、ニックネームの善し悪しはともかくとして、普通に「長崎県立図書館」と掲げてほしかったです。由来を聞いても私には意味不明のきらきらネームにしか思えませんが。
平日のお昼頃に行きましたが、思ったより駐車場が狭かったです。189台分あるそうですが、8割方埋まっていました。夕方や、土・日は入りきれないのではないでしょうか。すぐ傍には他の駐車場はなく、少し離れたところの駐車場もそれほど大きいものはなさそうでした。休日に行っても大丈夫でしょうか。
外観、内部ともに、設計はいまいち。曲線を主体にしたデザインというアイデアは悪くないと思いますが、武雄図書館と比べると、曲線の引き方や壁の置き方に洗練されていない印象を強く受けます。
エントランスから3階まで吹き抜けになっているのですが、書庫側はほとんど壁なので、開放感がありません。また、書架の上の天井が低く、圧迫感がありました。
フロアの形が変則なので、書架のレイアウトも奇妙です。無理矢理押し込んだ印象。いっそ素直に四角い建物にした方がましだったでしょう。
児童室は1階入口のすぐ傍にあるのですが、1階の残りのスペースは多目的ホールや歴史資料館になっていて、狭かったです。
2階に閲覧室と会議室、3階が開架書庫なのですが、開架書庫は2階にすべきでした。使用頻度の一番低い会議室が3階でしょう。閲覧室と開架書庫が別の階というのも使いにくいし、狭く区切られた空間ばかりで、建物の広さが十分に生かされていません。
さらに問題だと思ったのは書架です。上面と側面の縁取りに使ってある木材がいかにも重くやぼったい。そして、一番困ったのは、縦のしきりがはっきりしていないことです。
横に長く伸びた書架に、鉄製の薄い仕切りが入っているのですが、本に隠れてはっきり見えないので、1台分の横の並びがどこで終わっているのか分かりにくいのです。本を探していると、視線が横の台の別の分類の場所に飛び越えていってしまいます。これは明らかな欠陥と言っていいのではないでしょうか。
せっかくこれだけの建物を作るなら、デザインの選択にはもう少し力を入れてほしかったと思います。
行ってから利用カードを作りましたが、受付で聞くと、3階に行ってくれとのこと。最初の利用者をいきなり3階に行かせますか?
3階に行って言われたのは、web上で仮登録をするとスムーズだということでした。紙の登録用紙もあるそうですが、スマホでできるというので、仮登録をやってみることにしました。そこで、スマホに説明書きにあるQRコードを読み込ませましたが、出てくる画面がPC用で、とても使いにくかったです。
スマホでは画面を拡大しないと文字が読めないし、入力できるくらいに拡大すると画面のごく一部分しか表示されないので、今見ているところが何を入力する画面なのか分からないのです。
他にも、横に長く伸びた閲覧スペースの一人分の横幅が狭いなど、多くの問題点を感じました。
開館が大々的に喧伝された図書館なので一度覗いてみたいと思っていたのですが、ちょっと残念な場所でした。
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