久しぶりの投稿になります。今日は、市のほぼ南端の位置にあるN小・中学校で、図書館部会の研修会を行いました。久々のBEFORE・AFTERの試みです。
ここは、小・中学校が合併して作られた、新しい形の学校です。創立8年になるそうですが、校舎は新設で、図書室には約12mx16mの広さがあててあります。市内の小・中学校では随一です(私学の中・高を除く)。
現状を大まかな図面にしてみました。
図の左上が入口です。右手の横長の長方形は閲覧机、左下の大きな長方形は畳、円が三つあるのは、丸い閲覧机ですが、入口近くの1台は、展示台として使われています。
壁面書架は、図の上面と、右側の面が低いもので、下面と左側には高書架が配されています。
このレイアウトをみて、まず気づくのは、入口付近が家具で塞がれたような形になっていることです。おまけに、カウンターが二つあって、二重に置いてあり、入口側には、カウンター方向に向いた片面書架があって、さらに閉塞感を増しています。
畳の周りは、両面の絵本架と低い丸テーブルで囲まれていますが、ここも閉ざされた空間になっていて、カウンターからの視線もまったく届かないところが気になります。丸テーブルは、他のものに近すぎて、本来の機能を果たしていません。
そこを取り囲むように床置きの両面書架がありますが、どういう意図でこうした微妙な並びになったのか、よく分かりません。もう少し別の形になっていたのが、いつのまにかずれてしまったのかもしれないとは思いました。
この部屋を改善する具体的なプランは、稿を改めて紹介します。
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