今いる学校は、各学年2人から4人と、極めて少人数です。小中併設ですが、中学生になると、図書の貸し出し手続を自分でやっていいことになっているそうです。自分でやっていいというのは、少人数の学校ならではです。
1年生の二人が、まだそのやり方を教えてもらっていないということだったので、私の授業のときにそれを伝えることにしました。
そのために図書室に行ったついでに、今読んでいる詩の中に出てくる言葉の示すイメージを、図書室の資料を使って探してもらうことにしました。
谷川俊太郎さんの『朝のリレー』に出てくる「柱頭」という言葉です。一応、教科書には、「神殿など古い西洋建築の柱の上端部。彫刻でかざられることが多い。」という脚注がついていますが、これを読んでも、西洋の神殿の列柱がイメージできなければ、「柱頭」が何なのか、さっぱり分からないと思います。
どのあたりにあるだろうかと尋ねたら、二人とも最初は「文学かな」と言って、そちらの棚に向かいました。でも、そこにはどうもありそうでないことがすぐに分かりました。
その後、一人が、入口近くにあった十進分類表のところにやってきました。そして、しばらく分類表を眺めていたのですが、「建築」という項目を見つけて、ここではないかと目星をつけました。
建築のところには、それほどたくさんの本はありませんでしたが、歴史的な建築の写真が多く載っている資料が何冊か見つかり、その中で「柱頭」が写っている写真を探し出すことができました。私の方から、他に、歴史や芸術のところにもあるかもしれないと指摘しておきましたが、なかなか、幸先のよいスタートです。
一応ポプラディアも引いてみましたが、「柱頭」は見出し項目としては立ててありませんでした。さらに、索引も調べてみましたが、そこにもありませんでした。やっぱりポプラディアは、中学校で使うにはもの足りない。
一方、広辞苑には、もちろん見出し項目にありますし、簡潔な図もついていました。とりあえず、広辞苑を引けば、何とかなりそうです。
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