光村の中学校国語3年の教科書に、「多角的に分析して書こう」という小単元があります。AC JAPANの広告が題材の例として取り上げられており、それを批評する文章を書くという単元です。
その作文の題材にするために、この本を使いました。ちょうど、本校で購入したばかりだったのですが、まさに渡りに船でした。
こうして固めて読んでみると、企業の作る広告がどのような性格のものであるか、よく分かります。この本のタイトルからしても、そうなるのは当然ですが、すべてポジティブな世界観で統一されています。
よくまあここまでベタな言葉を連ねられるものだとか、ここに描かれているのが、世界のすべてではないよ、と、突っ込みたくなる気分(この本のできが悪いと言いたいわけではありません。元ネタがそうなんですから)。それでも、この単元の教材としては十分使えると思います。
ある生徒は次のPS4の広告を使っていました(画像をクリックすると拡大します)。
出てきた批評文は傑作で、「人生の中でゲームを体験する」のではなくて、「ゲームの中でも新たな人生を歩むことができる」という主張が、この広告には込められているというのです。
私にはいささか衝撃的な内容だったので、他の生徒にも聞いてみましたが、バーチャルなゲームの中に、リアルな人生とは別の、もう一つの人生があり得るという考え方に、おおむねみんな親和的なものを感じているようでした。年寄りはついて行けません。
様々な広告の読み方が出てきて、面白くなりそうです。

0 件のコメント:
コメントを投稿