学校の中では日常のできごとである、教師が生徒を「叱る」という場面。その心理学的意味合いを解き明かした本です。衝撃の一冊。
そのような場面は、家庭でも、職場でもよく目にします。しかし、著者によれば、「叱る」ことには、緊急避難的な場合を除いて、ほとんど効果はないのだと言うのです。それなのに叱り続けるのは、一種の依存症的なものだと言うのが著者の主張です。
DVだの、カスハラだの、ネットでの炎上だのといった事象にも、同じメカニズムが働いているのかもしれません。
学校教育のあり方を、根本から見直す必要がありそうです。そういう意味で、教育関係者必読。
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